若年性緑内障にも!緑内障で視力を失わないためにできるすべてのこと
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緑内障の種類

このページでは、隅角閉塞型緑内障、隅角開放型緑内障、正常眼圧緑内障、先天性緑内障(発達緑内障)、続発緑内障、若年性緑内障について紹介します。

隅角閉塞型緑内障とは

隅角閉塞型緑内障とは、房水の出口である隅角が狭くなって詰まってしまうために、房水が順調に流れ出ることができず、結果的に眼圧が上昇して発症する緑内障です。この隅角閉塞型緑内障は、隅角が詰まることで起きるため、急激に眼圧が上がることがあります。

急性緑内障発作の多くはこの隅角閉塞型緑内障によって起こるとされています。急性発作が起きた場合は、眼痛、頭痛、吐き気などの激しい自覚症状があります。

隅角閉鎖型緑内障の特徴

房水の流出が止まるため、一気に症状が進行する側面から急性が多く重度の自覚症状が現れます。

主な自覚症状としては、突然の眼の痛み、頭痛、吐き気といったものがあります。

罹患しやすい人の特徴

遠視を患っている人に多くみられ、女性は男性のおよそ2倍近くの発症率といわれています。

また、身体的特徴として、黒目や眼球が小さいといった人に多くみられるようです。加齢により水晶体は分厚くなるので、隅角がふさがるリスクも高くなります。

対処法

この急性緑内障は重度な自覚症状もさることながら症状の進行も早く、最悪の場合は一晩で失明になる可能性があります。違和感を覚えたら早期に眼科での診察をおすすめします。

隅角開放型緑内障とは

眼球内の房水が流出する器官のひとつである線維柱帯やシュレム管のトラブルによって眼圧が上昇して発症する緑内障を隅角開放型緑内障と言います。この場合、房水の出口である隅角は詰まりがない、つまり開放されているため、このように呼ばれます。

この隅角開放型緑内障の中には、眼圧が正常な正常眼圧緑内障も含まれています。

隅角開放型緑内障の特徴

一般的に多い緑内障のタイプで、緑内障罹患者のおよそ70%がこれに該当する症状を抱えています。

慢性的な眼精疲労などが自覚症状に挙げられますが、症状の進行度が緩やかなので放置されやすい傾向にあります。

罹患しやすい人の特徴

視力の低下と同じように、遺伝によって大きく影響を受けるのが隅角開放型緑内障の特徴です。

重度の近視や緑内障を患っている人が家族や親せきにいる人は、この手の緑内障になりやすいといわれています。眼精疲労など眼に違和感を覚える人は眼科検査を受けるようにしましょう。

対処法

眼精疲労程度の自覚症状しかないため、長らく放置して病状が進行している場合が多いです。

進行しているほど失明のリスクが高くなるので、疑いのある人は早めの診察を受けることで症状が深刻化する前に対処することができます。

正常眼圧緑内障とは

眼圧が正常範囲にあるにも関わらず、視神経に障害が起きている緑内障が正常眼圧緑内障です。この正常眼圧緑内障は、遺伝や免疫異常などのさまざまな要因により、通常では緑内障を起こさない眼圧でも、視神経が障害されるのと考えられています。

正常眼圧緑内障は高齢者に多く発症し、また強度の近視の人に多く見られるという特徴があります。高齢者や近視が強い人は、特に注意が必要です。

正常眼圧緑内障の特徴

眼圧や隅角が正常でも視神経に障害を抱える正常眼圧緑内障は、隅角開放型緑内障の一種としてみなされています。

こちらの罹患者も多く、隅角開放型緑内障の患者数も含めて緑内障患者の全体の60%を占める症状だといわれています。

罹患しやすい人の特徴

傾向として冷え症や偏頭痛に悩む人に多く、おそらく視神経の血液循環の悪さに起因して自覚症状が現れていると考えられています。

対処法

隅角開放型緑内障と同様に自覚症状が判別しづらく、視神経の異常によるものだと断定しづらいのが特徴です。

そのため、病気が放置されやすくなってしまうので、こまめな眼科検診を受けるようにして早期発見につながるようにしましょう。

先天性緑内障とは

発達緑内障と呼ばれることもある先天性緑内障は、生まれつき隅角に異常があるタイプの緑内障です。新生児の段階で眼圧が高い場合は、眼球そのものが大きくなることもあります。

先天性緑内障が乳幼児期に発症してしまうと、急速に悪化します。こうした場合は、失明のリスクが高いため、手術による治療を行うことが多いようです。

続発緑内障とは

上記の4つの緑内障が、明確な原因がないにも関わらず発症するのに対し、眼や身体に何らかの病気があり、それが原因で眼圧が上昇して引き起こされる緑内障を続発緑内障といいます。この続発緑内障は、開放隅角と閉塞隅角のいずれのタイプにもみられる緑内障です。

発症する理由はさまざまなので、緑内障の治療はもちろんですが、もととなる病気を把握してきちんと対処することが求められます。

若年性緑内障とは

緑内障の多くは、40代以上の中高年で発症しますが、まれに若い世代で緑内障を患うことがあります。発症年齢に因る呼称で、緑内障の種類としては、上記の5つのうちのいずれかです。

原発緑内障

緑内障の原因には続発性緑内障と原発緑内障とがあり、原発緑内障とは原因がはっきりしていない緑内障を総じて指します。

この原発緑内障は、房水を排出する隅角が通常より狭いことを指す閉塞隅角緑内障(へいさぐうかくりょくないしょう)と広いことを指す開放隅角緑内障(かいほうぐうかくりょくないしょう)の2つに分類されます。

続発性緑内障では、次の4つの性質をもつ緑内障に分類されることがほとんどです。各症状についての性質を整理しておきましょう。

1.ステロイド緑内障

ステロイドホルモンを使用した薬品(アトピー、皮膚炎、気管支喘息など)を継続的にしようすることで引き起こされることがある症状です。

これは薬品の使用中止によって改善することができます。ステロイドを含んだ薬品を使用する場合は、こまめに緑内障の診断を受けることを推奨します。

2.水晶体嚢性緑内障(すいしょうたいのうせいりょくないしょう)

高齢者に多くみられる症状で、水晶体をはじめとして虹彩や隅角など眼の器官に白いフケの様な物質(偽落屑)が粉状または膜状に付着する症状です。

偽落屑(ぎらくせつ)の正体は不明ですが、これが隅角に詰まることで眼圧が上昇します。現時点での治療法としては薬物・手術療法、レーザー治療などが有効です。

3.ぶどう膜炎による緑内障

脈絡膜や毛様体、虹彩の3つの部位をまとめてぶどう膜といいます。眼球の中心部を包んでいるこれらが何らかの影響で炎症を起こす場合があります

もし発症している場合は緑内障の治療と並行してこちらの治療も必要になります。

4.血管新緑内障

糖尿病を患っている人にみられる特有の緑内障です。虹彩や前房隅角(ぜんぼうぐうかく)で発症し、房水の流れを妨げるのが特徴です。

失明するリスクが極めて高い緑内障なので、できるだけ早期に発見して治療をするのが大切です。

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