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点眼薬による治療

このページでは、西洋医学の治療のひとつ、点眼薬についてまとめています。

緑内障を治療する4つの点眼薬

緑内障治療に欠かせない点眼薬、その種類について調べてみました。

房水の産生を抑制する点眼薬

眼圧が高いという状態は、眼球の中に房水が多く含まれすぎている状態を指します。つまり、眼房水の産生自体を抑えることができれば、結果的に眼圧を下げることにつながるのです。房水の産生を抑制する点眼薬は、さまざまな受容体の働きを阻害することで、房水が作られすぎることを防いでくれます。

代表的な薬剤

次に分類される薬剤は、房水の生産を抑制することに貢献する成分を含んでいます。房水を抑制する必要がある人は、これらを使用した点眼薬を選びましょう。

【炭酸脱水酵素阻害剤(CAI)】

  • ブリンゾラミド
  • ドルゾラミド
  • アセタザオラミド

【β・β1遮断薬】

  • カルテオロール塩酸塩
  • チモロールマレイン酸塩
  • ベタキソロール塩酸塩

【血管収縮薬】

  • チモロール
  • カルテオロール

隅角からの房水排出促進剤

眼圧が高い=房水を排出できずにいるということなので、隅角からの房水を排出する機能を高めることで、眼圧を下げる効果をねらう点眼薬もあります。

主な点眼薬は毛様体筋を収縮させることで、房水の排出を促します。

代表的な薬剤

【交感神経刺激薬】

  • ジピベフリン塩酸塩

【副交感神経刺激薬】

  • ピロカルピン塩酸塩

隅角以外からの房水排出促進剤

隅角が完全に詰まってしまった場合は、隅角以外(主にぶどう膜)からの房水の排出を促します。房水がうまく排出できれば眼圧を下げることができます。

代表的な薬剤

【プロスタグランジン製剤】

  • トラボプロスト
  • イソプロピルウノプロストン
  • ラタノプロスト
  • タフルプロスト
  • ビマトプロスト

【α1遮断薬】

  • ブナゾシン塩酸塩

視神経の働きを助ける薬

視神経の働きを良くすることで、緑内障の進行を食い止めるねらいを持った点眼薬もあります。血流を良くすることで視神経の働きを助けてくれるので、特に視神経が弱い正常眼圧緑内障の方によく利用されています。

代表的な薬剤

【カルシウム拮抗薬】

  • アダラート
  • ニバジール

【ビタミン12】

  • メチコバール

正しい点眼方法

点眼薬による緑内障治療のイメージイラスト

正しい効果を得るためには、正しい点眼方法も重要です。

重要なのは、点眼後にまばたきをしないこと。1回に1滴で十分薬が吸収されるので、静かに目を閉じて、1~2分はそのまま待ちましょう。

もし2種類以上の点眼薬を使用する場合は、間隔を5分以上あけてください。

点眼薬の副作用

点眼薬は手軽で続けやすく、効果も感じやすいのですが、副作用もあります。それほど多くはないのですが、薬の飲み合わせ(使い合わせ)の面で注意が必要な場合があります。

特に、房水の産生を阻害するタイプの点眼薬の中でβ(1,2)遮断薬という薬は、心不全や喘息を患っている人に対しては避けるべきものとされていますので、注意が必要です。

他の病気のために薬を服用している人は、副作用がない漢方薬などの治療法も検討してみるとよいでしょう。

薬剤の種類によって違う副作用が現れる

後発医薬品が常に増えている昨今ですが、緑内障の点眼薬を使用することで現れる副作用は薬剤の種類によって異なります。

めったに起こらない事象も記載していますので、すべての注意点を意識する必要はありません。

しかし、頻度の高い副作用については、対処法と併せて認知しておくことをおすすめします。

【プロスタグランジン製剤】

  • 充血

緑内障治療の代表的な点眼薬に該当する系統です。眼圧を下げる効果の高さと、一日一回の点眼頻度の少なさと全身への副作用がない点で重宝されています。

副作用として点眼後8時間ほど充血を起こすことがあります。あくまで見た目だけの症状なので痛みなどはありません。

対処法じゃ、起床時に充血の症状がおさまるように逆算して、夕食後に点すことがおすすめです。点眼し始めて1か月ほど経過すると、徐々に現れる症状は軽減していきます。

  • まぶたの色素沈着

就寝中に点眼薬がまぶたに付着することで引く起こされる副作用です。点眼直後に洗顔することで症状を抑えることができます。

洗顔以外なら濡れタオルやティッシュペーパーなどで払拭しても問題ありません。

上記の充血が気にならなければ朝に点眼して洗顔を行うことで手間を省くこともできます。

こちらの色素沈着は放置しておいても、点眼を中止すれば2か月ほどで元に戻るので過剰に心配する必要はありません。

【炭酸脱水酵素阻害薬】

  • 眼の違和感/不快感

点眼後に眼のかすみや違和感などの不快感を覚えることがあります。

こちらの症状は一般的に我慢できる程度の症状ですが、どうしても我慢できない場合は専門医に相談をしてください。

【β遮断薬】

  • 喘息発作の誘発

高い眼圧低下効果を持っている点眼薬ですが、喘息を罹患している人は点眼を避けたほうがいいでしょう。

なお、以前に小児喘息を患っていても、成人した以降に発作を起こしていない人なら発作を引き起こす可能性は低いです。

  • 徐脈

徐脈(じょみゃく)は不整脈の症状のひとつで、心血管などの循環系に影響があることは確かでしょう

一方で、β遮断剤を心不全や狭心症の治療薬として使用することもあります、徐脈のような悪影響を及ぼす症状はほとんど起こりません。

防腐剤ベンザルコニウムが害を与えることもある

ベンザルコニウムには高い抗菌効果があるために、全点眼薬の80%以上に使用されています。

健康な人が短期間だけの使用をした場合は問題ありませんが、長期間使用し続けると角膜障害を引き起こします

緑内障の点眼薬は長期にわたって使用することが一般的なので、近年では角膜に影響の少ない別の防腐剤を起用した点眼薬が増加しています。

特に高齢の人ほど、角膜障害を引き起こしやすいので注意が必要です。

過度の点眼は効果なし!副作用を増やすリスクあり

緑内障の症状は、点眼して鎮痛できるものではありません。指定された量より多く点眼しても効果が上がらないので気をつけましょう。

むしろ、2滴以上点眼すると薬用成分の過剰摂取になってしまい、副作用のリスクを上げることになるため適量以上の点眼は控えてください。

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