目にいい成分が盛りだくさん「あわび」「サザエ」
あわびやサザエは昔から目にいい食べ物として知られてきました。老眼や緑内障の悪化防止にも効果が期待できるその力を紹介します。
あわびやサザエが目に良い理由
古くから、「あわびを食べていると目のきれいな子が生まれる」「目の良い子が生まれる」といわれる通り、あわびは目にいい食べ物として知られてきました。
栄養学的にいうと、タウリンや亜鉛などのミネラル類が疲れた現代人の肝臓に働きます。東洋医学的には、目は肝が司る器官ですので、肝臓を強化すれば目にも良い効果が出るというわけです。
さらに、あわびに豊富に含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるので、網膜を健康に保ってくれます。ビタミンAが不足すると、暗いところでものが見えにくくなる「夜盲」の状態になることも広く知られています。
昔の人は、経験的にあわびやサザエが目に良い成分を多く含んでいることを知っていたのですね。
あわびを料理する際にはすべての栄養分を逃さないようにすることが重要です。水で煮たりする場合は、煮汁もしっかり摂るようにしましょう。
また、身だけでなく肝にも豊富な栄養分が含まれていますが、傷みやすいのが欠点です。刺身用など安心して食べられるものを入手すると良いでしょう。
あわびとサザエのおいしいレシピ
あわびとサザエを使ったレシピを紹介します。
種類によって多少異なりますが、だいたいあわびもサザエも、旬は6~8月頃。あわびはちょっと贅沢な食材なので、緑内障のリスクが高まる年頃のお父さんのために、父の日のメニューとして作ってあげてもいいですね。ぜひお試しください。
あわびのアヒージョ
刺身用のあわびに、熱したオイルを上から注いでさっと火を通すだけなので、アヒージョ専用の容器を準備する必要がありません。残ったオイルはバゲットにつけて食べれば、あわびの栄養を丸ごと味わえます。
材料
- あわび(刺身用)…1個
- ニンニク…1片
- アンチョビ…1枚
- オリーブオイル…50~100cc
作り方
- あわびは殻から外し、身を薄切りにして耐熱容器に並べる。殻に残った薄皮を切り、中の肝をスプーンなどでしごいて取り出しておく。
- ニンニクは皮をむき、4等分くらいに切り分け、アンチョビは細かく叩く。
- フライパンにオリーブオイル、2、1のあわびの肝を入れて、中火で熱する。ニンニクの色が変わっていいにおいがしてきたら、1.に注いですぐに良く混ぜてできあがり。
サザエの和風パスタ
サザエのほろ苦さを麺つゆの甘みでカバーする和風パスタ。きのこやネギなどを加えるのもおすすめです。写真はボイルサザエですが、シーズンで手に入る時は生のサザエを殻焼きにして、肝やスープを加えるとなお良いでしょう。
材料
- サザエ…1個
- パスタ…80g
- 大葉…1枚
作り方
- パスタは塩を入れたたっぷりの湯で表示よりも1分短い時間でゆでる。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、サザエをサッと炒め、1のゆで汁をお玉1杯分加え、麺つゆも適量加える。
- 2に1を加えて炒めながら少し火を入れてサザエの旨みを麺に移す。千切りにした大葉を散らしてできあがり。
あわびやサザエの身には、眼にいい成分が豊富に含まれていますが、もっと直接的に緑内障の悪化を防止する働きを持つコリンやコンキオリンは、身ではなく貝殻に含まれています。貝殻を料理して食べることはできませんので、コリンやコンキオリンを摂取するには、サプリメントの利用が必須です。
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